研究者のような探究心で、より高精度の加工を目指す

研究者のような探究心で、
より高精度の加工を目指す

本社鉄工部 係長

武内 正孝

マシニングセンタ作業1級技能士、非破壊検査PTレベル2/UTレベル2、電気工事士二種

  • 2011年入社
  • 趣味:シミュレーションゲーム
研究者のような探究心で、より高精度の加工を目指す

図面通りの高精度を再現性よく実現することが、加工の腕の見せ所

図面通りの高精度を再現性よく実現することが、加工の腕の見せ所

工学系の大学院で遺伝子工学を専攻していた武内は、実際に手で触れられるものを扱いたいと考え、機械系の仕事に就くことを志したといいます。大企業のように分業化されておらず、一通りの業務を学べるという理由で当社を選んだ武内は、持ち前の探究心で当社の精密機械加工技術の進化を支える心強い存在です。

私は現在、立形研削盤のオペレーターとして精密機械加工の仕事に携わっています。機械を操作したり素材を削ったりする行為そのものが好きなので、これまでマシニングセンタや、横中ぐり盤、円筒研削盤をはじめとした様々な工作機械に積極的に触れてきました。
精密機械加工の魅力は、自らの手で鉄の塊に形を与え、意味のあるモノを生み出せることだと思います。図面を読み、加工の順番や使用する工具を選択し、場合によっては他工程との調整やめっきとの兼ね合いなども考慮しつつ、図面通りの高精度を再現性良く実現する。これが加工者の腕の見せ所であり、一番の楽しさだと思います。
当社では様々な部品の加工を受注していますが、その中でも工作機械に使用する部品は特に難しい仕事です。寸法誤差を0.002mm程度に抑えるという高精度の加工が求められるため、使用する工作機械や測定工具の種類、また気温などの様々な条件によって生じる誤差をこれまでのデータや温度換算を利用して補正していきます。このようにデータや法則を駆使して技能・技術向上を目指す仕事には、大学院時代に培ってきた研究者としての視点が活かされていると感じます。

研究者のような探究心で、より高精度の加工を目指す

工場系のシミュレーションゲームを楽しむほど、筋金入りの製造好き

工場系のシミュレーションゲームを楽しむほど、筋金入りの製造好き

自宅では、「チー」という名前の猫と一緒に暮らしています。7年前に親戚に拾われてきたマイペースであまり甘えない性格の猫でほぼ寝ています。しかし、よく鳴いて話しかけてくるので、ペットではなくもはや同居人のような、かけがえのない存在です。
私は、趣味として工場系のシミュレーションゲームをプレイしています。生産計画を立て、ラインを設計・構築し、動作確認や改善を行います。そして、さらなる増産やスマートなライン構築を追求していきます。PDCAサイクルのお手本のようなゲームです。普段の仕事と似た作業を楽しんでいますから、やはり筋金入りの製造好きなんだと思います(笑)。
また、仕事にゲームにと忙しい毎日ですが、睡眠を8時間以上取ることを心がけています。眠気を我慢しながら仕事をすることは辛いので、繁忙期であっても睡眠時間を確保することは欠かせません。
今後は、時代のニーズに合わせて柔軟な対応ができる体制を全社的に築いていく必要があると考えています。そのために、作業効率を上げること、より高い技術力を身につけることを目指して、新たな技術や機械を学び続けながら、当社の成長に貢献していきたいです。